衣料品を洗わないで放置する人たち

 近年、特に若い人たちの間で、冬の間着用していた冬物衣料を洗わずに放置し、秋頃になっていよいよこれから着用するという時期になって、初めてクリーニングに出すという人が多くなっています。

 もちろん、これは衣料品にとっては最悪です。長い期間放置されることにより衣料品に付いた汚れが定着し、落ちなくなります。また、食べこぼしなどの見えないシミに虫が付き、虫食いが起こります。

 便利な世の中だから、こんな風になってしまったのでしょうが、昔は土用干しとか、衣料品の管理には人一倍気を遣ったものです。汚れたまま放置していいわけはありません。

 これは、衣料品の消臭剤などの影響もあるように思います。ファブリーズやリセッシュという商品名で売られている消臭剤が大変普及していますが、こういった製品はにおいを消す力が合っても汚れを落とすことはありません。それが、「○○○で洗おう」とか「クリーニング級の消臭力」とか、あたかも洗っているかのような宣伝文句を使用されていることが原因かも知れません。

 印象として、山形の方々は衣料品を大切にして長く何年も着用する方が多いように思います。シーズンが終わったら、衣料品は必ず洗ってから収納するようにしましょう。これは、クリーニング店を利用するかしないかにかかわらず、必ず行う必要があります。

 また、地球温暖化の影響で以前より夏が暑く、ゲリラ豪雨などによって湿気が入りやすいようになりました。今は、衣料品の管理は以前よりもずっと重要になっています。当社では仕上がった品にムシューダの包装材をかけるサービスを行っていますので、これなら大丈夫です。ぜひご利用ください。

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