タイヤ交換と桜

 山形で春を迎えるのは、今年で5回目になりました。とはいえ、毎年この時期になると、「え、また雪?」と驚かされることがあります。東京や福島の感覚で「もう5月だし大丈夫だろう」と思っていると、朝、うっすら霜が降りていたりして…山形の春は、なかなか一筋縄ではいきません。

 私は会津にも会社の事業所があるので、米沢から大峠を越えて会津に向かうことがありますが、この時期の両側にそびえる雪の壁はなかなか壮観なものがありますね。

 先日も地元の方に「タイヤ交換しました?」と聞かれ、「もちろんですよ」と答えたら、「早いなぁ、4月中は油断しない方がいいよ」と苦笑されてしまいました。こういうちょっとした会話が、私にとっては山形との距離を縮める大切な時間です。

 それでも、桜はしっかりと春を告げてくれます。須賀川市と比べると山形市はほぼ同時期、米沢市は約一週間遅れて桜のピークを迎えます。しかし期間が非常に短いですね。「山形の春は短いけど、ぎゅっと詰まってるんです」と地元の人に言われたのが印象的でした。

 まだまだよそ者感のある私ですが、こうして少しずつ山形の季節や人の温かさに触れながら、会社のこと、地域のことを学ばせてもらっています。

 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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