家庭用精米器
家庭用精米器のおすすめ
令和の米騒動は驚きました。この日本で、米が不足するなんてことが現代に起きるとは思っていませんでした。いろいろな意味で日本のシステムはほころびが多くなっているようにも思います。改めて農業の大切さを思い知らされます。
特に今、世界情勢は怪しくなっています。もし、日本の近隣で戦争が始まったとなったら食料の調達が難しくなるでしょう。国民が戦時中のように飢えてしまったら大変です。こんなことが二度とないよう、備えておかなければなりません。
しかし、今回の一件は悪いことばかりではなく、かなり古いお米でも、精米した直後ならそんなに味が落ちないことがわかりました。古古古米などというお米も出てきましたが、結構食べられるようです。
さて私が住んでいる福島県須賀川市では、自宅に家庭用精米器がある家庭が多いです。これは、市内に家庭用精米器を製造販売している会社があるからですが、お米を炊くたび、2合、3合という単位で炊飯するようになります。毎回、つきたてのお米を炊いて食べるようになるので、大変お米をおいしくいただけます。実に合理的です。家庭用精米器がある家庭では、お米は玄米で購入します。
家庭に精米器があれば、古いお米でも比較的おいしく食べられ、劣化をかなり防げます。白米の状態でお米を購入すると、だんだん劣化が始まり、おいしくなくなります。毎回つきたてならおいしい。これなら家庭用精米器をなぜみんな使わないのか不思議になるくらいです。
先日、東京で業界の会合があり、日本各地から集まってきた参加者にこの話をしたら、ほとんどの人が家庭用精米器の存在を知りませんでした。要するに認知度が低かったのですね。そのうちネットで調べ、1万円台で買えるのか、とみんな驚いていました。
山形は米どころであり、農家の方も多くいます。おいしいお米がたくさん作られています。そう考えると、家庭用精米器を持つのは大変いいと思います。農家の方はもちろん、親戚に農家の方がいる方、あるいは実家が農家の方なども玄米は手に入りやすいし、そうでなくても玄米は買えます。炊く直前に精米するのは一番おいしくお米を食べられ、理に叶っています。こんないい方法はないと思います。
山形の食べ物はおいしい。ブランド米もおいしい。それをさらにおいしくする最良の方法です。山形の皆さん、ぜひご検討ください。
