鈴木憲和農水相のポーズ
私が山形に来るようになった2020年より、米沢、高畠など置賜地方を車で走っていると、田んぼの中に「鈴木のりかず」というポスターがよく貼られているのを見付けました。本当に置賜ならどこでも見かけました。この辺出身の政治家の方なんだなと思っていました。
この度、高市政権が発足、農林水産大臣にはその鈴木憲和議員が就任されました。43歳という若さを考えれば大抜擢です。置賜出身の方なので、これは地域を挙げて大喜びしているのかと思ったら、少なくとも私の廻りでは、あんまりそんな風には感じられません。聞いたら、鈴木議員は置賜地区選出の議員ですが、高校は開成高校、大学は東京大学(すごいエリート!)でこっちの方ではないようです。お父様は南陽市の出身なので置賜から出馬したと聞きました。
その鈴木憲和議員ですが、私は面識があるわけではないのですが、前から気になっていたことがあります。田んぼや畑でよく見るこの議員のポスターは、なぜか右手で左手の肘のあたりを押さえています。このポスター以外、見たことがありませんが、これは何か意味があるのでしょうか?自然に出たポーズというにはあまりに不自然です。まさか、注射打った後にすぐ撮った写真というわけでもないでしょう。
私はすぐに気がつきました。これは昔、伝説の漫画雑誌、「ガロ」に掲載されていた漫画家、つげ義春の有名な作品、「ねじ式」で主人公がしていたポーズです。つげ義春は、漫画を芸術の域に高めたといわれる知る人ぞ知る漫画家、作家であり、熱狂的なファンが多い(実は私もそう)人でもあります。ねじ式は、この方の代表作でもあります。それと同じポーズを取っている。
それと全く同じポーズを取る鈴木憲和農水相、これは、どんな意味があるのでしょうか?もしかしたら、鈴木憲和農水相もつげ義春ファンなのでしょうか?つげ義春の作品には温泉旅行記が多いので、温泉の多い山形とは何らかの関連があるようにも思えますが、誰かわかっている人がいたら教えて下さい。


ねじ式の主人公はこんな感じです